2021年新春対談
新年初めてのお知らせブログとなる今回は、株式会社堀文、堀雄太朗社長との新春対談です。この記事は、社長の率直な思いをお聞きする目的で、ホームページ制作会社PLEAmediamixがインタビューをおこなっております。
■2020年堀雄太朗社長の就任の年は、どのような一年でしたか?
~コロナ禍だからこそ見えてきたもの
(堀) 弊社の業務は、文房具店の店舗を持ちながら、学校現場や一般企業、幼稚園・保育園といった子ども関連施設様とのお取引の上成り立っています。教材や用品の納品をはじめ、現場の環境が整うことを第一に考えて、より良い商品や備品の管理をご提案し、先代から築き上げた信頼関係をより深いものにするよう努めてまいりました。しかしコロナ禍で緊急事態宣言が発令されるなど、今までにない事態の対応を迫られた一年でした。お客様から求められる商品にも変化がありましたね。体温チェックのシステムや、消毒、飛沫防止パネルや感染防止グッズなど、新しい需要が生まれた一年でもありました。
-世間は急な需要に買い占めや在庫不足に悩まされましたね……
~眠っていた在庫が、今、求められる商品に
(堀) そう、急な変化で商品の在庫が不足してしまって、お客様が望む商品を準備できない期間はもどかしかったです。特に尽力されてる医療従事者の方々には、感染防止グッズを一日も早くお届けしたくて。会長のアイデアで「在庫が無いなら、弊社に在庫がある文具で作ろう!」と、OHPシートの在庫4千枚でフェイスシールドを作り、無償で配布させていただきました。スタッフの協力があったからこそ実現できたことです。
参照>>>お知らせブログ「堀文オリジナルフェイスシールドを配布」
-文房具が感染防止グッズになるとは!
~アイデアとスタッフの協力の賜物です
(堀) 私も思いませんでしたよ(笑)倉庫で眠っていた商材がアイデアとスタッフの力次第で、喜ばれる品物に変わるんですね。この経験が「人とモノをつなげる仕事」に気づくきっかけになったと思っています。
■2021年、これからの堀文について……
-人とモノをつなげるとはどういうことですか?
(堀) 「どこかで眠っている商品」が「誰か」の役に立てることがある。堀文がこれをつなげる役を担いたいと考えるようになりました。昨年堀文では新にECサイト「通販と堀文」をオープンしました。詳しくはコチラをご覧ください。ただ新しい商品を販売するだけでなく、眠っている商品を循環させる活動の一環です。環境にもやさしいでしょう(*^^)? 僕らは「さぁくる活動」って呼んでいます。ここから発展して、人とモノのつながりに、地域も絡めたいと考えるようになりました。
参照>>>お知らせブログ「さぁくる活動~#01子ども関連施設用の椅子を回収」
-本社のある別府亀川地区はどんなまちですか?
~亀川は医療・福祉・教育三拍子揃いです
(堀) はい。亀川地区って、特性と魅力が詰まった地域なんです。別府溝部学園短期大学、それに附属する高校や幼稚園、歯科技術専門学校があります。アジア太平洋立命館大学(APU)の最寄り駅も亀川駅。福祉の面では太陽の家があり、医療面では別府医療センターなど大きな病院があります。同じ別府市内でも、観光を推す別府地区とは一線を画す、医療・福祉・教育三拍子揃いの地域なんです!「学べるまち、人にやさしいまち」この魅力をもっとアピールできたら、いいまちづくりができると思うんです。
-亀川愛が熱い!空きビル活用プロジェクトもスタートされたようですがどのようなプロジェクトですか?
~空きビル活用のモデルケースを目指します!
(堀) はい、弊社は亀川商店街に本社を構えています。弊社は亀川商店入り口に位置する小畑時計店舗跡の空きビルを購入しました。空きビル問題は、亀川商店街だけでなく多くの地方都市が抱える問題となっています。私たちの空きビル活用が、解決策のモデルケースになればと考えています。
参照>>>お知らせブログ「堀文ウォームアップ計画!カフェHush-Hush-オープンその①」
-昨年は期間限定で大学生運営のカフェがオープンして盛況だったとのこと。本年の活用計画はありますか?
~立ち寄りたくなるきっかけを仕掛ける場所にしたい
(堀) 特に大きな改装はしません。段階的に分けて、必要な部分を必要なだけ低予算で行う予定です。「オリジナルガチャポン」も配置してみようかと。例えば、作家さんの手作りアクセサリーや、文具がカプセルに入って販売されていたら、わくわくしませんか(^^)/?作家さんと作品作りを体験できると面白いでしょうね。
私たちが文房具屋であることも生かして、新商品のペンを思いっきり試し書きできるコーナーを設けたり、ケシゴムはんこなど文房具を使ったワークショップの開催も計画中です。お子さんが画材を使って自由にお絵描きできるスペースや、絵本を置いて読み聞かせのワークショップや原画展もいいですね。いろいろな方に立ち寄っていただける、きっかけを仕掛けていきたいと思っています!
~みんなにやさしい場所に
(堀) さきほど亀川の特性として、福祉のまちであることをあげましたが、このスペースもいずれバリアフリーにして、車いすの方やベビーカーを利用される方にも利用しやすい環境を整えたいと思います。もちろん言語のバリアフリーも!地域がら海外の方向けの多国語表示も欠かせません。
■新しい会社案内が発行されるとお聞きしました
~令和3年、まもなく完成です!
(堀) 堀文が受け継ぎ守ってきたものと新しい取り組み、イラストや写真もふんだんに盛り込んで、株式会社堀文を知っていただくための会社案内を製作中です。(表紙をチラリとのぞかせる堀社長……)まもなく完成します。お取引先様、学生さん、地域の方、多くの皆さん読んでいただければと思います。ホームページでもご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
-表紙を見ただけでわくわくしますね(*^▽^*)楽しみにしています!本日はありがとうございました。
(インタビュアー:首藤みゆき from.PLEA mediamix )