ホリブンの歴史・10
こんにちは。堀文です
今年の夏はことさらに早く、そして厳しいように感じられますが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、このページでは「ホリブンの歴史」と題しまして、
堀文の沿革を月1ペースでお届けしています。
前回は、株式会社となった堀文の、新装開店に深くかかわった
財津秀邦さんの思い出と、貴重な資料の数々をご紹介しました。
今回はまた、社長 堀 高志と、会長 堀 敏弘に話を戻して
堀文の事業展開についてお届けしていきたいと思います。
皆さん、堀文に観光物産事業部があるのはご存知ですか?
平成27年の10月、大分県の「おんせん県おおいた新フロジェクト」の一環で
シンクロナイズドスイミングのチームが、大分県各地の温泉で演技をするという
短編動画「シンフロ」が公開され話題になりましたが、
その公式グッズ「シンフロ手ぬぐい」や「シンフロピンズ」を制作しているのが
わたくしたち堀文なのです。
グッズの制作は、2006年(平成18年)に、社長の堀 高志の手動で始まりました。
当時支社のあった、広島県の平和記念公園で販売する土産物を手掛けたのが最初です。
コインを入れて、手動でぐるぐると回すと、丸いプラスチックの容器が出てくる
「カプセルトイ」と呼ばれるタイプの商品で、中身は「ご当地ピンズ」でした。
↑「(株)堀文ウェッジ観光物産事業部」として、制作、販売をしています。
「観光物産事業部」では、北陸~四国・九州地方などの観光地を中心に
名所旧跡、建物や名物、行事・催し物などをモチーフにしたピンズやストラップを
制作、販売しています。
カプセルトイを作る会社としては、それほど大手というわけではありませんが
地域密着型のオリジナル商品を作ることで、地元メディアなどにも取り上げられ
今では国内外のコレクターや、外国からの観光客からも注目されています。
↑大分限定ピンズの前面ポップ。「ガンジーファームピンズ」は新発売です♪
本社のある大分でも、もちろん様々なグッズを制作しています。
「大分限定ピンズ」や、別府市のゆるキャラ「べっぴょんバッチ」などは
皆さんもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。
また、なんといっても外せないのが、堀文の別府亀川の店舗にある…
↑↑↑この「亀川白亀伝説」の亀神様のカプセルトイです!!
「亀川白亀伝説」とは、亀川地域の名前の由来にもなった白い亀のお話。
848年、西国(現在の亀川)で発見された白いか目を、朝廷に献上したところ、
瑞兆(良い兆し)と大変喜ばれ、年号も「嘉祥」と改めたのだそうです。
当時、国内では飢餓、飢饉が続いていましたが、これ以降ぱったりと収まり、
国も安定したのだとか。
中身の白亀様は、国東在住の造形作家、中野・マーク・周作さんの作品。
なんと、ひとつひとつ手作りの、本物の陶器で出来た白亀様が入っています!
「新規性のあることを打ち出していきたい。小さな商品だからこそ手を抜かず、
色々試しながらやってみようと思う。」と、社長の堀 高志は言います。
この小さなカプセルトイには、堀文の大きな夢が詰まっているのです♪